私と3Dプリンタ (後半)
こんにちは、けんたです。
前回は3Dプリンタとの出会いと購入までをご紹介しました。
今回は購入後、実際に初めてプリントするまでをご紹介します。
■3Dプリンタの工程
3Dプリンタで印刷する際、大きく以下①②③の3ステップがあります。
<3Dプリンタの3ステップ>
①3Dデータを作成する
②スライサーソフトを使いデータ変換する
③ ②のデータを3Dプリンタに読み込ませプリントする
一番大変で工数が掛かるのは、①3Dデータを作成することになります。
逆に①がクリア出来れば、後はそれほどの作業ではないと言えます。
しかしながら初心者にとって3Dデータをイチから作成することは大変な負担で、
特に周りに教えてもらえる人がいない場合は戸惑うと思います。
実際私は購入前におおたfabさんの3Dプリンタ体験会に参加し大体の流れは
理解してたものの、いざ一人で3Dデータ作成に向き合うとなると
腰が引けた思い出があります。
どうすれば3Dデータ作成の学習をしながらモチベーションをキープ出来るか。
考えた結果、以下の流れで進めることにしました。
<3Dプリンタ初心者がモチベーションをキープしながら学習を進める方法>
○ネットで公開されているフリーデータを使い、3Dプリントをやってみる
○3Dデータ作りの学習を、参考書とYoutubeで行う
○ある程度分かってきたら、自分でデータ作って印刷してみる
■とにかく3Dプリントをやってみる
3Dデータ作成に時間が掛かり過ぎるとプリントまで行き着かず、挫折する
可能性があると思い、まずはありものデータで手っ取り早く印刷して、
印刷自体を楽しもうと考えました。
ネットで調べると、フリーデータを提供するサイトは世の中に多々存在して
いて、簡単に入手することが出来ます。
そこからデータをダウンロードしスライサーソフトでデータ変換さえすれば
誰でもすぐに印刷出来ます。
ここではデータ作成はしないものの、印刷時のスケール設定とプリント時間の
イメージが着くようになるので、手始めとしてはおすすめです。
■3Dデータ作りの学習をする
一番面倒くさく大変な工程ですが、ここを外して進むことは出来ません。。
気を取り直して、まず最初に使用するソフトを決めましょう。
以下2つは共に無料で使えるソフトとして、3Dデータを作成する定番中の
定番ソフトになります。
・Tinker CAD
・Fusion360
私の場合はYoutubeの影響からFusion360を選択。参考書として
「Fusion360 マスターズガイド (ベーシック版)」を使い、
分からないところをYoutubeで補う形の学習をしました。
(それでも分からないところはまだまだあります。。)
ちなみにスライサーソフトはCuraという無料ソフトが定番となっていて、
ダウンロードしてすぐ使うことが出来ます。
■ある程度分かってきたら、データ作成し
実際に印刷してみる
何事もそうですが、実際にやってみると理解が深まります。
3Dプリンタもそうで、簡単なデータでも自分で作成するとデータ
作成の手順や必要なことは分かってきますし、印刷についてもそうです。
あくまで趣味ですので好奇心を保つことを優先し、粗々のデータでも出来れば
まずは一度作ってみることをおすすめします。
以下は、私が最初にデータから作った「ゲームコントローラー」です。↓
実際にプリントし立体物を見ることで、ピッチや角度設定などイメージと微妙に
違うことに気づきます。
この気づきを次回の作業に反映させていくことを繰り返すことで、よりイメージ
に近いものが作れていくようになります。
長くなりましたので、本日はここまで。
3Dプリンタについては、またどこかでお話出来ればと思います。
是非皆さんも3Dプリンタを体験し、作品作りにチャレンジしてみて下さい!
けんた