モノづくりサンプル(2)
こんにちは、けんたです。
今回は前回に引き続き、「モノづくりサンプル(2)」ということで、
いよいよドローンスタンドの制作過程をご紹介致します。
(簡単すぎて恥ずかしいですが。。)
■ドローンスタンドスタンド制作過程
制作にあたり、今回進めた制作過程は以下の通り。
①クレイ作り・・・粘土でイメージを膨らませる
②ラフスケッチ・・・完成図のイメージとパーツ構成検討
③3D図の作成・・・Fusion360を使い、各部品の3D図を作成
④スライサーソフトでデータ変換・・・Curaを使い3Dプリンタ出力用
データに変換
⑤3Dプリンタで出力・・・3Dプリンタ ANYCUBIC MEGA-Sを使い出力
⑥パーツ組立・・・接着剤でパーツを固定し完成
では、順を追って見ていきましょう。
①クレイ作り
・前回、作るものは躊躇無く「ドローンスタンド」を決定したと言いました。
それは作る理由が明確になっていたことに加え、実際に頭の中で何となくの
イメージがあったからです。
ある程度頭の中でイメージがあれば、これまではすぐにスケッチ→製図と
進めてましたが、その前にもう少し具体的なイメージを膨らましたいと思い、
今回は粘土(クレイ)を使い、実際のスタンドのモチーフにチャレンジして
みました。
がしかし、ここで大きなミスが発生!
粘土は粘土でも紙粘土を使ってしまった為、強度も低く靭性も無く、直ぐに
ボロボロ崩れたのです。80gのトイドローンすら支えるのが厳しく、詳細部
までのイメージを膨らますまで至りませんでした。。。
但しこの時ドローンを少し前傾姿勢にしてレイアウトすると見栄えいいことに
気づくことが出来ました。
②ラフスケッチ
粘土を使った作業もほどほどに、次にラフスケッチの絵を描き始めました。
この時、実際にドローンの各所サイズを採寸し、スケッチに寸法も入れていく
作業を行いました。
ここでは、前述したドローンを前傾姿勢にしてディスプレイ出来るように、
カメラ部を避けた正面部で機体を受け止め、座、足を分割し、最終的に4部品
の構成にしました。
4分割にした理由は、この後3Dプリンタで仮に一体型で出力すると宙に
浮いている部分が多い為、部分的に印刷出来ないor大量のサポート材が発生し
べらぼうな時間が掛かることが起きると考えたからです。
3Dプリンタでの1部品あたりの出力時間を約1時間と設定し、
最大限形状のシンプル化を検討しました。
③3D図の作成
ここからはスケッチの情報に基づき、Fusion360で4つの部品を図面化。
④スライサーソフトでデータ交換
スライサーソフトCuraを使って、STL形式のデータをG-code形式のデータに
変換。
ここで変換したデータは、この後実際に3Dプリンタにデータを読み込ませ
出力させる為に使うので、サイズ変更や出力時のレイアウトなどが設定出来
ます。
今回はサイズ変更無し、出力時のレイアウトはなるべくサポートが入らない
形で設定。
⑤3Dプリンタで出力
4部品をそれぞれ出力。
⑥パーツ組立
いよいよ最終工程。
3Dプリンタで出力した4部品を接着剤で固定し完成。
4部品を接着剤で固定。
以上でドローンスタンド完成です。
いかがだったでしょうか。
今回はサンプル作成ということで内容的にシンプルだった為、比較的短時間で
完成しました。次回はもう少し手の込んだものを制作してみたいと思います。
皆さんもこの夏休みに何かモノづくりにチャレンジしてみませんか。
けんた