中国の巨大電気街「華強北」
こんにちは、けんたです。
前回 日中ドローン展示会の違いから感じた内容を書きましたが、
中国在住時のことで他にご紹介したいことがありましたので、
本日はそのことについて。
深センの「華強北」
「華強北」(ピンインは”Huaqiangbei”)、
皆さんはこの名称を聞かれたことがあるでしょうか。
一言でいうと、中国深センにある巨大電気街の名称です。
中国在住時「中国にとてつもなく大きい華強北という電気街がある」
「モノづくり基地である深センを支えるサプライチェーンは華強北に存在する」
など様々な話を耳にしてました。またYou Tubeの関連動画やこの街の紹介本を
読むことで、機会があれば是非現地を見てみたいと思ってました。
さてその華強北の話の前に、深センという都市を簡単にご紹介しますと、
中国有数の経済特区の一つであり、香港と広州に挟まれた好位置から
これまで製造業を中心に急速に発展を遂げてきたものの、ここ数年では
中国を代表するいくつかのIT企業本部が置かれることから「中国のシリコン
バレー」といわれるまで業容を更に高度に変化させながら発展してきた
現代中国を代表する都市になります。
当然、それらIT企業を支えるサプライチェーンの裾野も幅広く、大小様々な
企業が開発・製造・販売を行なっており、近年では中国国内は勿論、海外の
スタートアップ企業も深センをベースに活動するケースも出てきてます。
ちなみにドローン世界最大手であるDJIの本社もこちら深センに本社を
構えています。
その華強北に初めて足を踏み入れたのは、今から2年前。
そこで私が感じた2つのことをご紹介します。
①規模がとてつもなく大きい
一つ目は言わずもがな、とにかく電気街自体が広くて大きい。
そして一つ一つのビルに大小無数のテナントがびっしり入っていて、
一日ではとても回りきれない店舗数です。
提供されている商品は、ほぼ全ての電子製品とその関連商品。
一般的な家電から、携帯、産業用機械、電子機器の部材部品、玩具、
そしてドローンまでも、なんでもありの状態です。
②イノベーションを感じられる
正直規模だけであれば衝撃は半分くらいだったかもしれません。
ここが凄いのは規模に加えてイノベーションを感じられる場所で
あることです。
ここでは一般の店舗であまり見かけないものが数多く売られています。
例えばレーザーや反射技術を応用し立体的に浮かび上がる3Dデジタルアート
や広告機器など。(写真がないので説明が難しいです。。)
面白そうならとにかく商品化して売ってみるといったガッツを感じます。
一方、街に出ると近未来的な面白い乗り物に乗った人に遭遇します。
(今の中国どこでもですが)
ありとあらゆるものが、独自進化しているようで、たくましさすら感じます。
当時の居住地から深センは遠方だった為、計2回しか華強北へ訪問出来ません
でしたが、深センの発展と活力の源泉は、この圧倒的なインフラの量と
イノベーションが生まれやすい土壌にあるのかなと感じました。
日本流のモノづくりも大事ですが、外国から学ぶことも多いと思いました。
コロナ禍でまだ海外にいくチャンスは少ないですが、
興味ある方は是非訪問を検討してみて下さい。
想定してない新たな発見があるはずです。
けんた